9/30(水)、令和2年度給食・食育研修会がホテル青森(青森市)で開催されました。

当日は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、広い会場で席の間隔を広くとる、参加費の受け渡しを行わない、検温を行う等、対策をとって行いました。

今回は、危機管理教育研究所 代表 / 危機管理アドバイザー 国崎 信江 氏 と

公立大学法人 青森県立保健大学 健康科学部 栄養学科 教授 / 管理栄養士 齋藤 長徳 氏

を講師として、

講演1.『災害時の食事提供の体制づくり』について、

講演2.『災害時の食事提供までに施設全体でどう動くかを考える』

をテーマに講演を行っていただきました。

 

 

午前の講演では、国崎 信江 氏 より、形骸化しがちな避難訓練についてどの程度の規模の災害を想定しているか改めて考えていただきたいということや、備蓄食の考え方について、一日も早く園を再開し通常保育を行うことを目的として、どの程度備蓄しておく必要があるか、事前に考えておくこと等、言われてみればはっとするような気付きが多くありました。

また、動画や写真を拝見させていただき、災害の恐ろしさを痛感しました。

 

午後の講演では、齋藤 長徳 氏 より、平常時の備えについて、何をどれだけ備蓄すればいいのか、備蓄食品選びのポイントや、災害時・災害後の給食のみならず、その他、衛生管理、片付け、排泄等の対応についてお話しいただきました。ご勤務された施設の種類は違えど、実際の現場を経験されたからこその内容で、災害への備えに必要な物や協力体制について大変勉強になりました。

 

参加された方からは

・「災害時についての考え方が甘かったなと実感した。」

・「毎月これでよいのかと疑問に思っていた避難訓練だったが講演を聞けて解決できた。」

・「災害時の食事提供をする前に防災意識を高め施設全体の体制づくりの見直しの必要性を考えさせられた。」

・「やらなければならないと思っていても、どこから手をつけていいのかわからなかった災害時の献立と対応法。今日の内容を参考に検討したい。」

等の感想が聞かれました。

 

参加された皆さん、お疲れ様でした。