青森県保育連合会

組織及び活動

組織及び活動

1・基本方針

3年に及ぶ新型コロナウイルスの長いトンネルの出口がようやく見えつつあります。5月からの5類への移行を境とした、次なる、『新しい日常』に期待と不安が交差します。

このコロナ禍は社会に大きな影響を及ぼしました。結婚や妊娠の回避から、予測よりはるかに速いスピードで少子化は進み、とりわけ青森県は全国で一、二を争うほどの人口減少にあり、保育施設経営に深刻な影響を与えています。各地で休園や廃園、経営撤退が出始めるなど、地域における公的保育の営みをいかに継続していくかが喫緊の重要課題となっています。

このような中、この4月からは、子どもの権利条約の精神に則り、「すべての子どもの権利と健やかな育ちの保障」を理念とする「こども基本法」が施行されます。と同時に、「こどもまんなか社会」の実現を目指す子ども・子育て政策の司令塔ともいえる「こども家庭庁」がスタートします。また、昨年6月の児童福祉法の改正により、来年4月からは、すべての保育施設に、地域の子どもと子育て者のための「かかりつけ相談機関」としての役割を果たすことが求められることになります。岸田内閣は「これまでにない次元での少子化対策」の実現に向けて、目下急ピッチで検討を進めています。更に、文部科学省では、令和4年度から開始した「幼保小の架け橋プログラム」モデル事業に加え、米国の「ペリー幼児教育計画」の日本版ともいえる、「幼児期の教育や体験活動、家庭環境がその後の成長や生活にどのような影響を与えるかについての長期追跡調査」を開始するなど、子ども・子育て政策は大きな転換期を迎えつつあります。

青森県においても、平成30年12月から本会をはじめ保育・幼児教育関係団体と延べ10回にわたって重ねてきた協議を踏まえ、いよいよ令和5年度内に「あおもり幼児教育センター」が設置されます。これにより、利用する施設種別を問わず、また、家庭養育にある子どもも視野に入れた、乳児期から就学前のすべての子どもの育ちに関する相談・支援、研修・指導、情報提供等が一体的に推し進められることになります。

このような諸情勢を踏まえ、県内の保育所及び認定こども園等の8割超の会員施設からなる本会は、会員施設及び県内6支部と連携・協働しながら、更には行政をはじめ保育団体や保育者養成校等の関係機関・団体と連携を図りつつ、各事業について強力に推進して参ります。こと令和5年度は、今後の会員施設数の減少や利用定員の引下げによる減収を見通し、今後の本会の経営基盤の安定と持続可能な事業推進を図るべく、支部交付金の減額と合わせる形で13年ぶりに会費を改定します。また、7月には北海道・東北ブロック保育研究大会を3年ぶり(本県としては10年ぶり)に青森市で開催し、人口減少社会における保育のあり方に関する全体協議をはじめ、8つの分科会ではさまざまな保育実践発表を通じて、日々の保育の充実に向けての協議を行います。更に、保育士等キャリアアップ研修や子育て支援員研修の県からの受託をはじめ、WEB活用を含む研修事業の改革に向け組織を挙げて推し進めます。

以上を令和5年度の事業開始にあたっての所感といたします。

2・諸会議の開催

1.定 期 総 会 年1回
2.臨 時 総 会 必要に応じて開催
3.理 事 会   年3回
4.常 務 理 事 会 年6回及び6の「部会会議」、7の「その他の会議」を主管
5.正副会長会議  必要に応じて開催
6.部 会 会 議  総務広報部会  年6回、研修研究部会 年7回、保育部会 年4回、給食部会 年3回
7.その他の会議  県議会環境厚生委員会との懇談会、県をはじめとする行政との懇談会、県内の保育・幼稚園団体及び保育士養成校等との懇談会、監事監査会、支部長会議、あおもり保育未来塾、人口減少地域保育課題検討特別委員会等

3・各種会議への参加

1.全国保育協議会(全国保育士会)協議員総会
2.全国保育組織正副会長等会議
3.北海道・東北ブロック各県保育協議会会長会議、各道県正副会長会議
4.北海道・東北ブロック保育協議会幹事会
5.北海道・東北ブロック保育協議会(保育士会)各道県正副会長会議
6.県保育連合会支部総会、研修会等
※各支部の要請により、随時役員が支部に出向いて中央情勢等について説明をする。

4・研究大会・調査研究等の実施

1 北海道・東北ブロック保育研究大会
2 全国保育研究大会
3 全国保育士会研究大会

5・部会活動

1.総務広報部会

(1)保育事業振興対策事業
1) 全国保育協議会と連携を深めながら、保育所や認定こども園をはじめ、子ども・子育てを取り巻く制度の充実や改善に向けた運動に参画する。
2) 地域における子育て支援の拠点として、また、子育て文化の中核を担う保育事業の重要性について広く県民に啓発すべく「保育のひろば」等の催事を展開する。
3) 国や県等の行政機関ならびに議会、保育関係団体、保育士養成校等との懇談会等を実施し、積極的な情報交換や提言等を行う。

(2)組織の強化推進
1) 会員施設等との保育制度等に関する幅広い意見交換や支部活動への支援を行いつつ、保育組織の強化ならびに活動の充実を図る。
2) 組織全体の事業推進や支部活動の支援等に伴う庶務を担当する。
3) 必要に応じて、規則・規定の見直しの検討を行う。
4) 中・長期的視点に基づき、事業全体の見直しの他、会費や会員規定等についての検討を進める。

(3)会員施設への情報提供・広報活動
1)機関紙『県保連だより』の発行(年2回:7月、12月)
2)機関誌『ほいっくす。』の発行(年1回:3月)
3)ホームページによる情報提供(随時更新)
4)一斉メール配信による情報提供

(4)表彰事業
1) 青森県保育連合会表彰規程による表彰の他、全国保育協議会長、全国保育士会長、青森県社会福祉協議会会長ならびにその他の表彰推薦を行い、功労者等の顕彰をする。

(5)印刷物・図書の斡旋等
1) 児童票等の印刷物ならびに図書・書物等の斡旋を行う。

(6)その他
1) 適宜、常務理事会及び他の部会の事業に参画・協働する。

2. 研修研究部会

(1)会員の資質向上と保育の質の向上に向けて、保育に関する制度や施設マネジメントの理解や、保育・給食等の職務遂行に必要な知識・技術を習得するため、以下の研修を実施する。
1 第1回新任保育者研修会
2 施設経営セミナー
3 主任・主幹保育者研修会
4 保育者研修会
5 保育実技研修会
6 給食・食育研修会
7 保育・未来フォーラム
8 次世代保育セミナー
9 第2回新任保育者研修会
10 小児保健・看護担当者研修会

*あくまでも講師やテーマ等は予定であり、講師の都合等で変更となることがあります。
*不適切な保育が社会で問題視されている現状を厳しくとらえ、あえて『適切な保育』とは何かについて焦点を当て、1及び9の新任保育者研修、2の施設経営セミナー、3の主任・主幹保育者研修、4の保育者研修等で、職種や経験別に必要な学びを連続的に企画します。
*各研修は、全国保育士会が職種・職位・経験別に作成した「保育士・保育教諭のキャリアアップにおける階層と期待される保育士・保育教諭像及び業務にあたって必要な知識と技術」(平成29年6月)を踏まえて「ねらいや内容」を企画し、受講者が体系的かつ俯瞰的な学びができるようにします。
*多くは「参集型」を基本としますが、可能な限り「ライブ中継」や「録画配信」での受講も可能なよう努めます。また、青森市だけでなく県内各地で分散・巡回して開催することも検討します。

(2)保育や子ども、施設経営等に関する共同研究活動に参画し、または個人研究活動を進め、青森県保育研究大会や次世代保育セミナー等で研究成果の発表を行う。
(3)その他、適宜、常務理事会からの指示に基づき、明日の子ども・子育てを考える会議(仮称)、保育士等キャリアアップ研修等の企画・運営にあたる。
(4)適宜、常務理事会及び他の部会の事業に参画・協働する。

3. 保育部会

(1)保育士・保育教諭等、保育者に関わる研修会等の企画、運営に参画する。
(2)保育者の研修体系のあり方の検討や社会の変化に対応した保育内容の研究と情報発信。
(3)全国保育研究大会ならびに全国保育士会研究大会等に参加する。
(4)適宜、常務理事会及び他の部会や、あおもり保育未来塾など他事業に参画・協働する。

4. 給食部会

(1)保育施設等に従事する給食担当者が、給食・食育に関する専門知識や技術等を深めるための研修会等の企画、運営に参画する。
(2)保育施設等における給食・食育の充実に向けて、食物アレルギーや給食事故防止、災害時の非常食の在り方について研究を進め、保育施設等の特性を活かし保育と一体となった食育の推進を行う。
(3)「保育所等給食ガイドライン」(改訂)への理解を深め、保育施設等における食事提供の在り方について周知をはかり実用性に留意する。
(4)全国保育研究大会ならびに全国保育士会研究大会等に参加する他、適宜、常務理事会及び他の部会の事業にも参画・協働する。

6・その他の会議等

1.あおもり保育未来塾

(1)保育制度や施設経営等々、保育における様々な疑問や課題等について語り合い、研究等を進める。
(2)青森県保育研究大会、次世代保育セミナー等の各種研修会において研究発表等に参加する。
(3)適宜、常務理事会及び他の部会の事業に参画・協働する。

2. 人口減少地域保育課題検討特別委員会

(1) 人口減少地域における保育施設経営と運営上の問題や課題等についての情報収集、検討協議、会員施設への情報提供を行う。
(2) 必要に応じて調査研究を実施するとともに、行政をはじめ関係機関・団体へ提言・共同研究等を行う。
(3) 適宜、常務理事会及び他の部会の事業に参画・協働する。

7・受託事業の推進

(1)「地域の子育て支援の充実と福祉の向上に資すること」を図ることを目的として、青森市ファミリー・サポート・センター事業を青森市からの委託事業として運営する。
(2)令和5年度青森県保育士等キャリアアップ研修事業の参画を目指して準備を進め、事業受託の際には組織的・計画的な運営を進める。
(3)令和5年度青森県子育て支援員研修事業への参画を目指して準備を進め、事業受託の際には組織的・計画的な運営を進める。

8・各支部の活動

1)東青支部
総会・会議等|総会、役員会、監査会、他

研修・講演
○施設長研修会

その他
○青森県保育連合会 総会
○北海道・東北ブロック保育研究大会への協力
○全国保育士会研究大会への協力
○関係他団体との情報交換会等

2)津軽南支部
総会・会議等|総会、役員会

研修・講演
○保育士等キャリアアップ研修 3分野(弘前市保育研究会と共催)

その他
○北海道・東北ブロック保育研究大会での発表(平川市担当)

3)三八支部
総会・会議等|三八支部役員会議 開催、地区保育会会議 必要に応じ開催

研修・講演
○保育園の危機管理について
○保育研修会
○その他必要と認められる研修

その他
○青森県保育連合会「保育研究大会」の研究発表に向けた研究事業の継続、および会員の資質向上を目指し「保育をめぐる情勢」、「これからの保育の動向」等、幅広い研究会を継続して行う。

4)西北五支部
総会・会議等|総会、監査会、支部役員会、施設長会議、施設長部会、保育部会、給食部会、文化広報部会

研修・講演
○施設長研修会
○保育部会研修会
○給食部会研修会

その他
○広報誌発行
○会員名簿発行

5)上十三支部
総会・会議等|総会、監査会、支部会議、各地区役員会、各部会 等

研修・講演
○適切な発達支援について
○子育て支援のありかた・保護者支援と対応について
○感染症対策について
○不適切な保育について
○食育、食物アレルギーについて

その他
○北海道・東北ブロック保育研究大会に向けての研究
○関係機関との情報交換

6)むつ支部
総会・会議等|総会、役員会、リーダー会議、施設長部会、主任保育士部会、保育士部会、給食部会、用務員部会、事務部会、看護師部会

研修・講演
○給食研修会(調理実習等)
○各部会ごとの研修
○施設長研修
○主任研修
○保育士研修会
○その他、必要な研修会

その他
○関係機関との情報交換(市役所・小学校等)

ご案内

〒030-0822
青森県青森市中央3-20-30県民福祉プラザ5F
TEL:017-734-2350
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