青森県保育連合会

ご挨拶


青森県保育連合会
会長 渡邊 建道 (五所川原市 みどりの風こども園ひろた 園長)

 

令和6年12月、こども家庭庁が公表した「保育施策の新たな方向性」に基づき、令和7年度以降は、これまでの待機児童対策を中心とした「保育の量の拡大」から、いよいよ「質の高い保育の確保・充実」へと政策の転換がなされ、地域の課題に応じた保育提供体制の確保、保育士等の配置基準の更なる改善等が進められることになります。

とはいえ、急速な勢いで少子化が進行している青森県においては、利用児の減少により保育事業経営がひっ迫している状況にあり、年に数か所ずつの保育施設が休廃止しており、地域によっては公的保育の灯が消えつつある深刻な状況にあります。まさに、少子化・人口減少化の荒波によって小さな子どもたちの育ちの場がどんどん足下から削られつつあることに、何とも言いようのない歯がゆさを禁じ得ません。

すべての子どもは、豊かな愛情の中で心身ともに健やかに育てられるかけがえのない存在であり、どこに生まれても等しく質の高い保育を受ける権利が保障されるべきです。そういう意味では、先に述べた苦境にありながらも、私たち保育施設においては、私たちは今一度、自らの立ち位置を見つめ直し、それぞれの責務の確かな遂行に努めていかなければなりません。

私たち青森県保育連合会は社会の公器たる一般社団法人として、子どもたちの確かな育ちを保障し、保護者・家族の就労等を支え、保育者の雇用を守るため、ひいては地域社会の子育て文化の醸成に寄与するため、総務広報、研修研究、保育、給食、次世代育成等の各種事業の更なる充実を図って参ります。特に令和7年度は、保育関係者の叡智を結集するとともに次代の保育者の参画を期待して「あおもり保育未来創造会議」を創設し、保育関係者の保育関係者による保育関係者のための情報交換・協議、交流の機会を講じて参ります。また、令和7年度からの「保育所等における継続的な経営情報の見える化」の開始等、保育ICTを駆使した保育DXステージの到来を見据えつつ、「ICT・DX推進特別チーム」を設置し、研修事業等へのWEBやSNSの活用や会員支援を進めて参ります。

会員及び関係者の皆様、保育施設をご利用中及びお探しの皆様、これから保育者を目指す皆様等のご理解とご支援を心よりお願い申し上げます。

 

ご案内

〒030-0822
青森県青森市中央3-20-30県民福祉プラザ5F
TEL:017-734-2350
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