12/12(火)、令和5年度保育・未来フォーラムがホテル青森(青森市)で開催されました。
今回は、
みどりの風こども園ひろた 園長/日本子ども安全学会・日本保育学会会員
渡邊 建道(本会会長) 氏、
株式会社保育システム研究所 代表 吉田 正幸 氏 を講師として、
『安全計画・業務継続計画策定にあたっての基本的なポイント及び手順について』、
『少子化の加速と“保育”の行方~人口減少地域における持続可能性を考える~』
というテーマで講演を行っていただきました。
午前の講演では、渡邊先生より、
令和5年4月1日に施行された児童福祉法等の一部改正に伴い、保育所でも「児童の安全を確保するための計画(安全計画)」を策定することを義務、「業務継続計画」を策定することを努力義務とする省令改正に関する情報提供と、これらの計画の策定にあたっての基本的なポイント及び手順について、講師が運営する認定こども園での取り組みを例に挙げ、ご説明いただきました。
午後の講演では、吉田先生より、
少子化の加速と保育の行方について、人口減少地域における持続可能性の観点から、少子化に影響を及ぼす要因、関われる総合的な少子化対策、教育・保育・地域子育て支援の包括的な展開、子どもの貧困問題と保育の可能性、子ども家庭行政の今後の課題などについて、データや事例をもとに解説いただきました。
参加された方からは、
- 「今日来なかった人は損をしていると感じるほどよい研修でした。これからますます少子化が進む中で何ができるかわからないが、今日もらったヒントをもとにしてあがいていきたい。」
- 「とても具体的で丁寧な説明がされていたため、とても参考になった。いろいろなこれからの保育施設にとっての方向性の選択肢が増えた。」
- 「業務継続計画作成にあたり園の記入に見通しが持てた。」
- 「安全計画・業務継続計画の話は分かりやすくてとても良かった。参考になったので、園でも作成の参考にさせてもらいます。思ったより少子化が進んでいるんだと思い、危機感をもった。」
- 「安全計画・業務継続計画について、とても参考になりました。少子化の加速と保育の行方について最新の情報、これからの保育を今から真剣に考えていくべきだと感じました。」
等の感想が聞かれました。
参加された皆さん、お疲れ様でした。