2/13(火)、令和5年度次世代保育セミナーがホテル青森(青森市)で開催されました。

今回は、

青森県保育連合会 人口減少地域保育課題検討特別委員会
令和5年度全国保育研究大会発表者 日の出こども園 保育教諭 齋藤 みちよ 氏、こども園あらや 保育教諭 木村 美帆 氏 を発表者として、
『県内の人口減少地域における保育事業経営の好事例・成功事例の紹介』
『公立施設ほぼ0(ゼロ)の青森県における保育事業の近未来展望』(人口減少地域保育課題検討特別委員会)
『乳児期におけるはいはいの重要性を考える』(研究発表) というテーマで発表を、

青森県保育連合会 あおもり保育未来塾 をパネリストとして
『これからの保育と経営を考える part2』というテーマでパネルディスカッションを行いました。

 

午前の人口減少地域保育課題検討特別委員会の発表では、人口減少地域における保育の運営上・経営上の課題について整理・検討を行った活動報告(中間まとめ)を行いました。

「県内の人口減少地域における保育事業経営の好事例・成功事例の紹介」と題して、藤山委員からは「特殊な成功事例にみる施設運営のヒント」、一戸委員からは「過疎地における保育所・認定こども園の経営良好先の取り組み事例」、渡邊委員長からは「究極の定員見直しにより増収に好転したこども園」の発表がありました。

鈴木委員からは「公立施設ほぼ0(ゼロ)の青森県における保育事業の近未来展望」と題して懸念される問題・課題、公立施設の役割と実施責任、近未来の自園の選択肢、行政への要望、保育組織としてなすべきことについての発表がありました。

 

 

その後は、令和5年度全国保育研究大会への出場を果たした研究発表を 日の出こども園の齋藤先生 と こども園あらやの木村先生 にご発表いただき、参加者からは「自身の施設でも取り入れたい。」という感想や、今後、本研究内容をどのように発展させていきたいか等の質問がありました。

午後のあおもり保育未来塾によるパネルディスカッションでは、初めに こども園あらや 齋藤園長 より「人材確保につながる有効的な給与体系を考える・・・」、はまゆりこども園  石川園長より「保育実習生を職員へ」、まつしま団地こども園 島村園長 より「新任保育者への研修」、幼保連携型認定こども園富士見保育所 藤田所長 より「未来の保育士応援プロジェクト」の発表があった後、各施設における給与規程や人材確保についての取り組みについて意見交換を行いました。

 

 

参加された方からは、

  • 「人口減少による多角化・多機能化は、自園でも検討している課題でしたので、参考になりました。はいはいについての研究発表も興味深く勉強となりました」
  • 「人口減少に係る委員会で、各園諸事情ある中での取り組みが聞けた。また、当園やその他の園にも参考となる「定員見直しによる収入の増減」「これからの保育と経営を考える」は特に参考となりました。更に「未来の保育士応援プロジェクト」「保育実習生を職員へ」『新任保育者への研修」 など参考となる発表が多かった。」
  • 「大分の全国大会へは行けませんでしたので、今回発表を聞く事ができて良かったです。身近な課題ではありますが、研究する事で気がつけなかった所も知ることができ、自分の園ではどうなのかを改めて考えてみるきっかけとなりました。」
  • 「当園の現状に必要な課題のヒントをいただけました。」
  • 「どの発表も興味深いものだった。」
  • 「経営の話は、なかなか聞く機会がなかったので良かったです。」
  • 「あおもり保育未来塾のパネルディスカッションについて、保育実習生や新任保育士の取り組みや指導プログラムが勉強になりました。新任だけではなく、職員においても研修させたいと思いました。」

等の感想が聞かれました。

参加された皆さん、お疲れ様でした。